ボランティアのこと1
何回か話に出てきたボランティアのこと。
前々から書きたかったのですが、なかなか時間がとれずに書き出すことが出来ませんでした。
たぶん1回では書ききれないと思いますので、何回かに分けて書こうと思います。
おっと、阪神大震災のボランティアのことです。
「ボランティアは要らない!」
僕が参加したのは、震災1年後でした。
会社の先輩に誘われて、参加したのがきっかけでした。
週末ボランティアまだやっているので、参考までにサイトを見てください。
ここは、週末にだけ活動するボランティアで、当時、数ある仮設住宅を順番に訪問して、お話相手をしていました。同時に、国から公的援助がいただけるように署名集めもしていました。
僕は、この署名集めに賛同したから、その後も参加を続けました。
行政がしっかりしていれば、ボランティアの必要性はないと思ったからです。
ボランティアは早く無くすべきだと思っていました。
とはいっても、今の時代には必要なのかもしれません。
社会の構造がしっかりしていれば、ボランティアの出る幕はないはずです。しかし、現実は・・・。
実際に、署名集めをしていて、「お願いします」の声をたくさんいただきました。
だんだん、この声に疑問を持ちまじめました。
なぜ?あなた達は動かないの?
実際に運動を起こさないといけないのは被災者の方だと思うようになっていました。
何かが違う。。。
「お話を聞くことは責任を背負う」
当時の週末ボランティアは、数ある仮設住宅をひとずつ巡回していました。そのため、次に訪問する保証はありませんでした。
一軒ずつお話を聞いていく、時にはその人の孤独をさらに大きくしてしまう結果にもなってしました。
ある時、元気なおばあちゃんに出会いました。
しかし、元気なのは、お話を聞いているときだけだったのです。
ボランティアが去った後、一人で泣いていました。
急に孤独が襲うのです。
それを知ったのは、その後立ち上げた「かみひこうき」という、被災者からの手紙をインターネット上で発信する活動を始めたからです。
その後、このおばあちゃんとは亡くなるまで付き合うことになるのですが。。。
次は、このおばあちゃんについて書かせていただこうと思います。
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私も西宮で震災を経験しました。
当時息子が2歳のお誕生日を迎えたばかりで
水も使えない食べるものもないこんな状態ではムリ・・・
とその日のうちに大阪市内に非難しました。
2週間後家に戻ってみると玄関には物資の配給の袋がぶらざがっていました。トイレットペーパーにタオル、ノートetc・・・
ホントの被災者ではないんですよね・・・ずーといなかったんだから・・・。ボランティアの話聞かせてください。
コメントありがとう御座います
みんなで助け合う気持ちというのは、大事ですね
コメントありがとう御座います
みんなで助け合う気持ちというのは、大事ですね
素晴らしですね。震災ボランティア。
私の親戚も多く震災にあいました。
親戚を追って行ったあの日のこと忘れもしません。
ボランティアのお話、聞かせてください。
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ちゃぐまです。こんばんは。
わたしは神戸の震災のときには既に東京におりましたが(わたしは元々神戸出身です)、親戚がおりましたので、震災1ヵ月後に見舞いに行きました。
そのときの壮絶な街並みや、被災者の方々の表情は今も忘れられません。
今回の記事、なかなか、ボランティアの難しさを考えさせられます。
ボランティア活動のお話、ぜひいろいろ教えていただきたいです。
こんばんは!
ボランティアは学生時代少しやりました。
あのころは、単純に自己満足の世界でしたね。
もっと深く考えればよかったんでしょうけど・・
お話楽しみにしています。